ここまでの説明で福岡の地形や地理、交通などが頭に入ったと思います。
いよいよここから実践編です。
福岡の勝てる立地を、私たちがどのようにして導き出しているのか。
必要な戦略とデータ分析の方法を明かしていきます。
まずは戦略から。
不動産投資に限らず何事もそうですが、目的達成のために戦略を立てて臨むのは大切なことです。闇雲に始めると大抵うまくいきません。
福岡の不動産投資戦略は2つあります。「街中戦略」と「田舎戦略」です。
街中戦略は、福岡市内を投資対象とします。
=「街中戦略」と「田舎戦略」=
◆街中戦略
ターゲットエリア 福岡市内
物件価格 7000~9000万円程度
間取り 1Kまたは1LDK 6~9戸
想定利回り 7.2%以上
利点 将来のキャピタルゲインが期待できる
◆田舎戦略
ターゲットエリア 福岡市以外の市
物件価格 5000~6000万円程度
間取り 1Kまたは1LDK 6~9戸
想定利回り 8%以上
利点 エリアの見定めやひと工夫で収益力を上げられる
福岡市内の地価は総じて高いため、新築アパートを建てた場合の土地・建物をあわせた物件価格も高くなります。7000~9000万円程度(1Kまたは1LDK、6~9戸)のラインです。
市内は高い賃料を望めますが、物件価格も高いため、必然的に利回りは低めです。
当社が仕入れる際の目標は年利回り7.2%以上です(表面利回り)。
利回りが低い分インカムゲインは安定し、高い入居率を望めます。
また、将来的に土地の値上がりが見込めるため、売却してキャピタルゲインを狙うことができます。
一方の田舎戦略は、福岡市以外の市を投資対象とします。
福岡市以外の市の地価は総じて安いため、新築アパートを建てた場合の土地・建物をあわせた価格も安くなります。
5000~6000万円程度(1Kまたは1LDK、6~9戸)のラインです。
賃料は安めですが、物件価格も安いため、必然的に利回りは高くなります。
当社が仕入れる際の目標としているのは年利回り8%以上です(表面利回り)。
街中戦略に比べてキャピタルゲインはそれほど望めないものの、市内と家賃の変わりないエリアに的を絞ったり、駐車場の枠を広げる企画によって収益力をアップさせたりすることができます(詳細後述)。
街中戦略をとるか、田舎戦略をとるか。どちらを選ぶかは個人の考え方次第です。
両戦略を組み合わせるのもひとつの方法です。