今回のコラムでは、歯科医の方の不動産投資の経験をご紹介していきます。
事例3 滝本大作さん(仮名・65歳)
歯科医、年収非公開、既婚、福岡県在住
福岡で歯科医院を開業した父親の後を継ぎ、二代目としてキャリアを積み重ねてきた滝本さん。
歯科医ではあるものの、不動産投資家としての顔を持ち、FXなどの投資や他の事業も行っているパワフルな先生です。
福岡市内に持つ不動産資産は約5億円。マンションやアパート、商業ビルなどを4棟ほど所有し、うち1棟は当社を通じて購入いただき、管理も担う物件です。
不動産だけなく、その他、億単位の金融資産を持っています。
豪快な生き方をされている滝本さんの人生の歩みと、華麗なる投資遍歴を簡単に紹介しましょう。
資産拡大への道のり
滝本さんは、父親の後を継いですんなり歯科医となったわけではありません。
高校時代に目指したのはボクサー。九州一の強豪校に通い、ボクシングに明け暮れる日々を送っていました。
当然、父親は許すはずもありません。
しかし滝本さんも譲らず、父子間の争いは警察も出動する乱闘騒ぎにまでなったと聞いています。
最終的には和解したのか滝本さんは上京し、浪人を経て神奈川県の歯科大に進みました。福岡を離れたわけです。
そして卒業後、神奈川で開業したのです。
一方で、30代前半から不動産投資を始めます。昭和の最後、ちょうどバブル全盛期です。
土地を次々と売り買いし、ゴルフ場など複数の事業に投資して成功をつかみました。
バブル時代ですから、大金を手にしたのは間違いないでしょう。
ただ、同時に失敗もたくさん経験しました。大金を失う痛い目を見たそうです。
とはいえ、滝本さんは独自の投資哲学を持っていました。
不動産への投資を5本走らせていたら、「2本コケても、3本勝てばいい」と話していました。
バブル崩壊後、平成の世になっても、積極的な投資姿勢を貫き続け、酸いも甘いも経験しながら資産を拡大されてきたと思います。
失敗も成功も経験してきた滝本さん。失敗してもなお、積極的に投資を行ってきた滝本さんの姿勢から学ぶことがたくさんあるように感じられます。
ぜひ、その姿勢を参考にしてみてはいかがでしょうか。