今回は、収益物件を購入する前の現地調査についてご紹介致します。
不動産投資に適した物件を購入する際は、
1.ポータルサイトなどで条件の良い物件を探す
2.できるだけ早く“現地調査”を行う
3.問題がなければ、すぐに手続きを始める
という流れになります。
物件を購入前に行う現地調査でどのような点に注意すればよいのでしょうか。現地調査で見るべきポイントについて解説していきます。
まず初めに現地調査とは...購入予定の物件を現地まで確認に行くことです。その目的として「投資に適した物件であるか見定めること」と「購入後の想定外のトラブルを防止すること」があります。これらのことを見るポイントとして、ポータルサイトやチラシなどで事前に得た情報と相違ないか確認を行うことが大切です。また、事前に得た情報のほかに物件に出向いたからこそわかる情報の確認も大切です。
Point1 周辺環境の確認
対象物件ばかりに目が行きがちですが、周辺環境を把握しておくことも重要です。
■物件から駅までの道のり
駅までの距離を把握するには、実際に歩いてみることが1番確実な方法です。駅までの距離だけでなく夜道の雰囲気や坂道が続いていたりしないかなどを確認しておくこともおすすめします。
■生活環境
付近にコンビニやスーパー、ドラッグストアなど生活必需品が揃えられるお店があるか実際に確認しておくと良いでしょう。
Point2 室内の状態
室内の間取りや設備の状況を確認しておくことも重要です。
■室内の間取りや設備
間取りや設備が事前にもらっていた資料と違っている場合もありますので、確認しておきましょう。特に、築古物件は間取り図と実際の広さなどが違ったり、部屋にあると聞いていた設備がなかったりすることもありますので、注意が必要です。
■排水溝からの異臭
配水管が詰まっていたり汚れていたりすると排水溝から異臭がすることがあります。ご自身で洗浄するとなると費用がかかるため、不動産会社を通して売主に提案できないか依頼してみるのも良いでしょう。
■室内の雨漏り被害
室内の壁や天井に雨漏りの跡があり、シミが広がっている場合は修繕が必要なこともあるので、確認しておきましょう。雨漏りの修繕は大きな出費になりますので、確認することをおすすめします。
Point3 建物の周り
収益物件の中には、満室のため室内が確認できないということもあります。そこで、重要となってくるのは建物の周りがどのような状況かということです。
■騒音・振動
近隣に高速道路や鉄道などが通っている場合、騒音や振動の影響どのくらいあるのか確認しておきましょう。たとえ入居中で室内に入れなかったとしても建物内に入ればある程度把握できます。
■清掃状態
建物共用部の清掃管理状態を見ておくことで、建物の保存状態の参考になります。エントランスや駐輪場、ポスト周辺がキレイに保たれている物件は比較的に建物の保存状態が良い傾向にあります。
現地調査を行うことで購入後のリスクを減らすことができます。全てを不動産会社に任せるのではなく、自分の目で確認することも必要です。購入したい物件を見つかった時は、ぜひ現地調査を行い、確認しておきましょう。