今回は、不動産投資のゴールについてお話していきます。
不動産投資においてゴールを見据え、目標を設定することは非常に重要です。不動産投資は一度物件を購入すると、ある程度の期間は物件を保有することになります。そのため、物件を購入する際、ゴールを想定し物件を購入する必要があります。ご自身が不動産投資をなぜ行いたいのか、しっかりと目的を理解しておきましょう。
不動産投資のゴールというのは、目的によって変わってきます。いくつかの例を紹介していきます。
■インカムゲイン狙い
インカムゲインとは、資産を保有していることで得られる利益のことです。長期間保有することで、安定した収入を得ることが可能です。老後に安定した収入を得て、年金の代わりにしたいという方におすすめです。
安定した収益を出すことがゴールですので、新築や築浅で入居が決まりやすい立地の物件が向いています。
■キャピタルゲイン狙い
キャピタルゲインとは、保有している資産を購入時よりも高値で売却できた場合に得られる売買差益のことです。インカムゲインと比べて大きな収益が見込めますが、地価の下落や人口減少などで物件価格が下がってしまうと損をしてしまうこともありますので注意が必要です。資産価値が上がり購入時より高値で売却できれば収益を得られるのが特徴ですが、失敗すれば大きな損失に繋がりますので念入りに調査しなければなりません。
ハイリスク・ハイリターンですが、大きな利益を得たいという方におすすめです。
今後、地価が上がる可能性がある再開発のエリアがおすすめです。
■節税対策
不動産投資での節税対策とは、誰もが対象というわけではありません。不動産投資では所得税や住民税、譲渡税などの税率の差異を利用して節税を行います。その税率の差が大きければ大きいほど節税効果が高まります。そのため、高額所得者や個人事業主など税率の差を利用した節税ができる方に向いています。
短期間で減価償却できる木造中古物件などがおすすめです。
不動産投資は基本的に売るか売らないかが大きな分岐点となります。
収益物件を生涯持ち続けて家賃収入として受け取るつもりなのであれば、出口戦略よりも相続対策を考えなければなりませんし、いずれ売却をする目的で購入したのであれば、どのタイミングで売却すると利益が出るのかをシミュレーションして購入しなければなりません。
ご自身が最終的に見据えているゴールによって購入する物件も変わってきます。不動産投資を行う目的を明確にして、ご自身の目的にあって物件を購入していきましょう!
それが、不動産投資での成功に繋がります。