これまでの不動産投資コラムを通して、福岡での不動産投資に興味を持った人が多いと思います。ただ、興味を持っても行動しなければ何も始まりません。
資産運用は早く始めたほうが有利と言われます。理由は時間を味方にできるからです。不動産投資もしかり。
福岡の勝てる立地なら、時間を味方にしながら資産を大きく増やすことができます。1億円の現金資産保有も夢ではありません。
賢い人は、すでに行動を起こしています。
当社を通じて福岡の地で不動産投資を実践する3人の事例を紹介します。現役サラリーマン、元サラリーマン、歯科医師の3人です。
実際に不動産投資、賃貸経営で成果を上げている人の成功までの道のりを、参考にしてください。
事例1 新田雄二さん(仮名・51歳)
IT企業役員、年収950万円、既婚、熊本県在住
2020年1月に銀行の融資が通り、念願だった不動産投資家デビューをつかみとった新田さん。
当社がプランニングした新築アパートは同年11月に完成。IT企業の役員として働く傍ら、賃貸経営がスタートするのを楽しみにされていました。
「グリードさんに出会うまでは紆余曲折ありました。買ってはいけない物件を購入しそうになったり、自己資金の乏しさから多くの不動産会社に相手にしてもらえなかったり……。そんな苦労を経て縁に恵まれ、道が開けました。」
はたしてどのような紆余曲折があったのか。詳しく見ていきましょう。
資産運用の必要性を感じていたいたところ、不動産投資と出会う
新田さんの年収は950万円。一般のサラリーマンより高めです。しかし、年収が高くなるにつれて税金も高くなるため、可処分所得は増えていかない。
一方、子供の教育費などでお金がかかるのに、年収に反比例して公的な支援は薄まっていく。次第に老後の不安を感じるようになっていったといいます。
「そこで投資を思い立ちました。2015年くらいのことです。株やFXの投資に挑戦し、個人型確定拠出年金『iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)』や『NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)』も始めました」
投資に関するアンテナを張り巡らせていた新田さんはある日、異業種交流会に出席。そこで知り合った不動産会社の営業マンに、不動産投資を持ちかけられます。勧められたのは新築ワンルームマンション投資でした。
老後の年金対策になる、生命保険代わりになる、節税対策になる、といった耳障りのいいセールストークに魅かれ、物件購入へと気持ちが傾いていったそうです。
「ただ、どうしても引っかかる部分があり、最終決断には至らなかったんです。というのも、福岡市博多区の1LDKマンションだったんですけど、家賃収入からローン等を差し引くと毎月1万5000円程度の赤字に……。これは投資としておかしいなあと思って。いま考えればやらなくて正解でした」
不動産会社で門前払いの扱いを受ける
以来、新田さんは不動産投資の勉強に本腰を入れるようになります。
関連の書籍やサイトを読み漁って情報収集を行い、不動産投資をするなら福岡市がベストと判断し、市内の不動産会社を飛び込みで訪問したり、セミナーに出席したりしました。
「私は熊本県某市在住ですが、以前、福岡市で10年ほど働いていました。不動産投資で福岡市をベストだと思ったのは、九州の中で人口が増えているのは福岡市くらいだったからです。しかも全国で見ても福岡市の人口増加率はナンバー1ですよね。福岡市内なら土地勘もあるし、賃貸ニーズが高いと読んだわけです。勉強し改めて選ぶべきではないとわかった新築ワンルームを避け、新築や中古のアパート、RCマンションに的を絞って市内の不動産会社を回りました」
しかし、ほとんどの不動産会社で聞く耳を持ってもらえず、門前払いの扱いだったのです。その理由を明かします。
「自己資金がほとんどなかったんです。本音を言えば、自己資金をできるだけ使わず、銀行の融資をうまく活用して不動産投資をやりたっかたんですよ。ただそれを不動産会社の人に話すと、『うちではフルローン、オーバーローンは無理』『最低でも物件価格の10%の頭金が必要になる』などと言われ、相手にしてもらえませんでした。どこも冷たい対応だったのを記憶しています」
今回のコラムでは、新田さんの資産運用を始めようと思ったきっかけや不動産会社とのやりとりなどをお話ししました。次回は、当社との出会いをきっかけに不動産投資がどのように進んだのかについてお話ししていきます。