今回は、不動産投資初心者が収益物件購入時に不動産投資で失敗しないための注目ポイントについて紹介していきます。
不動産投資は資産運用の一つで、他の投資と比べて安定して利益を上げることができます。
しかし、全ての人が成功しているわけではありません。
そこで重要になるのが、不動産投資の正しい知識を身につけること、そして、実際に行動に移せるかということになります。知識不足のまま不動産投資を行ってしまうと、成功できるはずの投資も失敗に終わってしまいます。不動産会社に全てを委ねるのではなく、自分で判断できるだけの知識は身につけておきましょう。
まず初めに、不動産投資ができる人について解説していきます。
■不動産投資ができる人とは...
不動産投資ができる人としてイメージされるのは、地主や医師、経営者などのお金持ちをイメージされる方も少なくないのではないでしょうか。
不動産投資=お金持ち というわけではありません。
基本的に不動産投資を行う場合金融機関から融資を借り入れて行います。
一般的に融資を受ける際の年収の目安が400万円だと言われており、会社員でも充分融資を受けることが可能です。
融資を受けるには、年収は重要な判断材料ですが、年収だけで判断されるわけではありません。金融資産や職業、勤続年数などの属性も判断材料になります。
自分の年収では融資は難しいと思っていた方も一度、金融機関に融資打診してみてはいかがでしょうか。
融資を受けることができれば、不動産投資を行うことができます。
■不動産投資の成功のカギは...
不動産投資での成功は、初期段階でほぼ決まるといっても過言ではありません。購入時の設定を間違ってしまうとその後の管理・運営を上手く行ったとしてもカバーするのはかなり難しいです。購入時に誤った選択をしないことが成功への近道です。
不動産を購入時に注意するポイントについてご紹介していきます。
★物件の検討
複数の物件を所有するには、金融機関からの継続的な融資が必要になります。2棟目3棟目と融資を受けられるかどうかは、購入対象物件だけではなく、保有物件の評価も関係してきます。1棟目の収益物件の評価によって融資が受けられないということもあります。
そのため、1棟目の物件購入はとても重要になってきます。
1棟目でつまずいてしまうと2棟目3棟目と資産を拡大していくことが厳しくなります。1棟目を購入する前に不動産投資の知識を深め、物件選びを間違えないようにする必要があります。
★土地・建物の比率
不動産投資でキャッシュフローを大きくするためには、税金のコントロールが重要になってきます。そのポイントとなるのが、減価償却になります。
収益物件の価格は土地+建物の総額で表示されます。この比率が減価償却に影響を与えます。
減価償却は実際に支出がない状態で経費計上できる経費です。減価償却を大きく取れるということは、家賃収入の所得を圧縮することができ、節税に繋がります。収益物件を購入する前に、総額の金額だけでなく、その内訳の土地と建物の価格が妥当なのか確認するようにしましょう。
★融資条件
不動産投資で資産を拡大していくためには、融資をどのように攻略していくかが重要になってきます。
融資を受ける際は「長期で借りる」というのが基本です。長期で融資することで毎年のキャッシュフローが増え、次の投資に回すことができるようになります。もちろん毎年のキャッシュフローを現金で蓄えておいて、賃貸経営の安定化を図ることも可能です。
不動産投資を行っている方の中には、長期での融資が可能なのにもかかわらず、短期で融資を組む方もいらっしゃいますが、金融機関は一度貸し出した融資について返済期間を延長することは原則行っていません。長期で借りていれば現金が貯まった段階で一括返済も可能ですので、収益物件を購入する際は長期間で融資を組むのが妥当だと言えます。
今回は不動産投資初心者が収益物件を購入する際に失敗しないためのポイントについて紹介してきました。ぜひ、参考にしてみてください。