今回は、自営業が不動産投資を行うメリットについてお話ししていきます。
サラリーマンは会社から毎月一定の給料をもらえることが約束され安定していますが、自営業は日々の売上に左右され、サラリーマンと比べると収入が不安定な傾向にあります。
そのため、副業の選択肢として不動産投資を検討する方も増えています。
不動産投資を行うためには、融資審査など一定のハードルをクリアする必要がありますが、まず初めに、自営業の方が不動産投資を行うメリットについて解説していきます。
自営業の方が不動産投資をするメリット
■収入が安定する
1つ目のメリットしてあげられるのが、安定した収入源をつくれるということです。
不動産投資における家賃収入は安定した収入源ですので、時期により収入が増減するリスクが小さいく、不安定になりがちな本業の収入を支えることができます。
自営業はサラリーマンと比較すると収入が不安定なケースが多いため、家賃収入で収入が安定する点は大きなメリットといえます。
また、さらに収入アップの可能性もあります。不動産投資で得た収入をもとに資産を増やしていき、収入を増やすこともできます。
■本業に支障がない
2つ目のメリットは、ほとんど手間がかからないため本業に支障が出ないということです。不動産投資は賃貸経営というひとつの事業ではありますが、ほとんどを管理会社に委託できます。
日々忙しい自営業の方は手間のかからない不動産投資と相性が良いです。本業に影響を与えず、他で安定的な収入を確保できるのは大きなメリットです。
■リスクヘッジ
3つ目のメリットは、本業以外収入減が確保できるため不測の事態に備えたリスクヘッジになる点です。
景気の悪化により収益が大きく落ちた場合や長期休養を余儀なくされた場合、不動産収入で生活を補えます。安定的な賃貸経営ができると本業でのリスクをカバーできる保険のような役割を果たせます。
■節税につながる
4つ目のメリットは、節税につながるという点です。
収入を安定させるために不動産投資以外の副業を始めた場合、売上は上がりますが、それと一緒に課税される税金の負担も大きくなります。
一方で不動産投資の場合、減価償却費を上手く利用して税金を抑えることが可能です。減価償却費を計上することで、キャッシュフローはプラスでも会計上は赤字という状態になりやすくなります。
不動産投資で発生する家賃収入は不動産所得といわれ、損益通算ができます。そのため赤字所得を本業の所得から相殺できるので、本業の節税につながります。
不動産投資で収入を得ながら本業の所得を節税することもできるので、自営業の方にとってメリットといえます。
不動産投資はほかの投資と比べて比較的に安定している点が、自営業の方にとっても大きなメリットなのではないでしょうか。ご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回は不動産投資のメリットについてお話ししましたが、自営業の方で不動産投資を行うには融資審査が通りにくいなどハードルもあります。次回のコラムではその点についてお話ししていこうと思います。